先日、娘が美容院でカットした髪をヘアドネーションしました。
娘がヘアドネーションするのは二度目です。
前回から2年経ってないくらいでしょうか。
けっこう髪の毛が伸びるのが速い?!
最近は、ヘアドネーションについて見聞きする機会も増えてきた気がしますが、
ヘアドネーションってなに?何センチで送れる?どこに送る?などについて
まとめてみました。
興味のある方は参考にしていただければ嬉しいです!
ヘアドネーションって??
ヘアドネーションとは、小児がんや先天性の脱毛症、不慮の事故などで頭髪を失った子供のために、寄付された髪の毛でウィッグを作り、無償で提供する活動です。
かつらやウィッグは、大人用のものが中心で、子ども用のものはサイズやバリエーションも少ないそうです。
人口毛よりも人毛のウィッグは高級品で、サイズやかたちを合わせたオーダー品となると、さらに高価になるとのこと。
そのため、ヘアドネーションは、小児用医療かつらが中心のようです。
ヘアドネーションの送り先
主な団体を3つご紹介します。
● JHD&C(ジャーダック)
● NPO法人HERO
● つな髪
JHD&C(ジャーダック)
ジャーダックは、2009年9月、
日本で初めて「ヘアドネーション」を専門に行う団体として誕生しました。
NPO法人HERO
東日本大震災以降、オリジナルキャラクター破牙神ライザー龍が、被災三県の幼稚園、保育園で年間200回を越す無償公演を続けています。
2016年より、病気や怪我によって髪の毛を失った全国の子供たちに、完全オーダーメイドの人毛による医療用ウィッグをプレゼントする“ヘアドネーションプロジェクト”を推進しています。
つな髪
つな髪は医療用ウィッグメーカーの株式会社グローウィングがCSR(企業の社会的責任)の一つとして立ち上げたプロジェクトです。
ヘアドネーションを通じて医療用ウィッグについてやウィッグを必要とされる方について知ってもらい、医療用ウィッグの重要性・安心して使用できる品質のあり方を考え、医療用ウィッグ品質向上・医療用ウィッグを必要とされる方への理解と共に支え合う温かい社会作りを目指しています。
つな髪ウィッグは、敏感な頭皮に優しいオーガニックコットンをベースにしたウィッグや脱毛範囲に合わせて作製する部分ウィッグなどご症状に合わせて選べるウィッグが4種類あります。
ウィッグは医療用ウィッグメーカーが製作しているのでJIS規格の基準はもちろん、安全安心に配慮したウィッグを無償提供しています。
どの団体も、送る髪の毛の長さは31cm以上からです。
以前は、「つな髪」は、15cm以上の髪の毛の受け入れもあったのですが、
現在は長期休止しています。(2021年8月~)
31cm以上必要な理由
不足しているのは、頭部全体を覆うフルウィッグです。
ウィッグを作る際は、二つ折りにした毛髪を使うそうで、31cmの毛髪だと
半分に折り、約15cmの長さで植えるとのこと。
そうして、約15cmの長さのフルウィッグができます。
それ以上短くなると、ヘアスタイルの維持が難しいそうです。
31cmあっても15cmのウィッグということは、
髪型でいうとショートです。
女の子が望むようなロングのウィッグを作るには50cmは必要です。
希望に対して数の少ないロングのウィッグを作れる長い髪は、喜んでもらえそうです。
色や髪質に関しては、つな髪が一番基準が厳しめなので、気になる方は
それ以外がよいかと思います。
送る前に、送り先の団体のルールをよくご確認下さい。
手続きなどには大きな違いはないので、HPをチェックして、
志に共感できたり、協賛サロンが近くにある、など
お好きなところに送ってみてよいと思います。
娘の髪の毛は、2度ともジャーダックさんに送ったよ。
実際にドネーションしてみよう
今回はジャーダックさんに送ったため、
ジャーダックの手続きに沿った方法になっています。
カットする美容院を決める
ウィッグを作るには髪の毛が31cm以上必要ですので、
31cm以上伸びたら(もちろん、伸ばす前から決めててもOK)、
カットする美容院を決めます。
ヘアドネーション団体には、それぞれ賛同サロンがあります。
寄付したい団体の賛同サロンから希望のお店を選べます。
賛同サロンなので、注意点や手順なども把握されており、スムーズなようです。
賛同サロンの中には、髪の毛の送付までしてもらえるお店もあるようです。
行きつけの美容院や、行きたい美容院がある場合は、
事前にヘアドネーションを希望していることを伝え
了承がとれれば可能ですし、自宅でカットしても大丈夫です。
今回、娘のカットは自宅近くの、初めて行く美容院にお願いしました。
事前のネット予約時に、ドネーション希望を伝えておきました。
カット方法
複数束に分け、カットする1cm下をゴムで留めます。
カットする。
すっきり短くなりました!
カットした束をひとつにまとめます。
今回の美容院では、特にお伝えしなくても、
やり方を把握してくださっていました。
(以前行ったところでは、事前にドネーション希望を伝え、
当日も何束かに分けてほしいとお願いしても、
大丈夫大丈夫、と分けてもらえませんでした)。
ドナーシートに記入する
今回カットしてもらった髪の毛は、38cmほどでした。
より長いほうがよいとは思うものの、なかなか長くのばすのは大変です。。。
ジャーダックでは、髪の毛を送る際、ドナーシートに記入し、同封することになっています。
任意ですが、できるなら入れておいた方がよいかと思います。
HPにPDFがありますので、印刷して記入しても、
所定の項目をメモ書きしたものでも大丈夫だそうです。
送ります
髪の毛とドナーシートを一緒に入れます。
今回髪の毛は、美容院で入れてもらった袋に入れて送りました。
送付方法は、追跡機能のある送付方法(日本郵便のレターパックやヤマト運輸などの宅配サービス)
が推奨されています。
今回は、クリックポストで送ってみました。
クリックポストとは
自宅で簡単に、運賃支払手続きとあて名ラベル作成ができ、全国一律運賃で荷物を送れる郵便局のサービスです。郵便ポストからいつでも差し出せます。追跡サービスで配送状況の確認も可能です。AmazonかYahoo!のIDがあれば使えます。
● 日本全国一律185円
● ネットで運賃決済
● ラベルの手書きが不要
● ポストから差し出せる
● 郵便受けに配達
● 追跡サービスあり
● 長さ14~24cm、幅9~25cm、厚さ3cm以内、重さ1kg以内
【送り先】
JHD&C事務局JHD&C事務局
〒530-0022
大阪市北区浪花町13-38 千代田ビル北館7A
NPO法人JHD&C事務局
デジタル受領証をダウンロードする
ジャーダックでは、HP上で、デジタル受領証をダウンロードできます。
発送時の追跡番号を入力して、ルーレットをまわしてデザインを決定します。
名前の入力もできるので、ぜひ記念にダウンロードしてみてはいかがでしょうか。
娘の名前入りのデジタル受領証はこちら↓
まとめ
髪の毛をのばすのは、少々大変ですが、
あとは手続き的には難しいこともなく送れます。
子どもとも、こういった髪の毛を必要としている子どもたちがいることや
病気のこと、ボランティアのことなど
話したり考えたりするきっかけにもなり、今回もとてもよい体験になりました。
もし、ドネーションしてみたいという方がいらっしゃれば
参考になれば幸いです!
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